羽淵きうり
2014年07月24日
給食コーディネーター at 13:01 | Comments(0) | 野菜写真
この野菜は羽淵きうり といいます
塩尻市贄川、奈良井の限られた地区で生産されている信州の伝統野菜です
標高の高いこの地区のみでないと栽培出来ません
“きゅうり”と交配しやすく、同じ地で栽培するには、少なくとも15メートルはなしての栽培となります。
種用きうりは毎年 種のDNA検査を行い、そこで認められて初めて羽渕きうりの種として利用できます。
本年も、信州大学にてDNA検査が行われました。また、種は交配を防ぐために、種取は2人のみに限られて行います。
現在は7名の個人の生産者さんと、4名の共同圃場の生産者さんがいらっしゃいます。
以前 同じ標高ならと東山で栽培にチャレンジしたそうですが、日照時間が長かったため、できなかったとのことです。
「羽淵地区の黄色い瓜」が「羽淵きうり」の語源です。
きゅうりと同じように、緑色の瓜も食べるのですが、黄色に色づいたほうが、味は良いとされています。完熟してくると、香りもメロンに近くなります。
出荷の基準は、18センチから20センチです。丈が長くなるものは、きゅうりと交配している可能性が高いので出荷されません。
漬物やサラダ、煮物、肉巻きフライ、等用途は様々です。
信州の伝統野菜は
・地域の食文化とともに育まれ、他にはない多彩な味と香りを持っています。
・時代の流れとともに多くの地方種が淘汰されていった中で、限られた地域で今日まで脈々と伝えられてきた貴重な品種です。
・地域の気候風土に適応した適地適作で栽培される野菜で
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