おさるが。。食べている!!
直売所にもきれいな桃が並んでいます

これから盛りを迎え、赤宝・白鳳・川中島白桃・あかつき・おどろきなど各種の桃が出てきます
そんな果物を納品にいたした生産者さん
「お元気ですか、お顔が拝見できるということは、いよいよ果物の出荷が始まったのですね。今年はどうですか」
とお声をかけた。
「イヤー久しぶりだねえ。元気そうだねえ」
と一年ぶりの再会を喜ぶ。
「今年はさ、速いようだね(出荷の日程が)」
「暑いからですかねえ。それとも雨が無いからですか?」
「うーん、まあ色々じゃないかなあ。それよりさ、おととい猿出てさ
」
「
食べられちゃたんですか?」
「コンテナに3つくらいやられたよ。出たって聞いたから用心してたんだけどだめだねえ。
今年はおかしいんだよなあ、きれいに食べていくんだよ」
(”きれいに”とは、例年おサルさんは一口食べてはほかの木に移り、また一口食べては次の実を取るのだが、今年は一玉づつきれいに食べていくと私は理解したのですが、ちゃんと質問してみればよかったと反省しております)
こんな時こそ前向きに。私が前向きになってもあまり役には立たないのですが・・・
「美味しかったんですよ
おサルも。彼らは食べごろ知っていますよね。ぜひぜひ、食べられる前に出荷してください
」
「上手いねえ。商品ださせるの。その気になっちゃうね」
夏休み、給食事業はお休みでも生産者さんは出荷以外にも格闘中ですね
これから盛りを迎え、赤宝・白鳳・川中島白桃・あかつき・おどろきなど各種の桃が出てきます
そんな果物を納品にいたした生産者さん
「お元気ですか、お顔が拝見できるということは、いよいよ果物の出荷が始まったのですね。今年はどうですか」
とお声をかけた。
「イヤー久しぶりだねえ。元気そうだねえ」
と一年ぶりの再会を喜ぶ。
「今年はさ、速いようだね(出荷の日程が)」
「暑いからですかねえ。それとも雨が無いからですか?」
「うーん、まあ色々じゃないかなあ。それよりさ、おととい猿出てさ

「

「コンテナに3つくらいやられたよ。出たって聞いたから用心してたんだけどだめだねえ。
今年はおかしいんだよなあ、きれいに食べていくんだよ」
(”きれいに”とは、例年おサルさんは一口食べてはほかの木に移り、また一口食べては次の実を取るのだが、今年は一玉づつきれいに食べていくと私は理解したのですが、ちゃんと質問してみればよかったと反省しております)
こんな時こそ前向きに。私が前向きになってもあまり役には立たないのですが・・・
「美味しかったんですよ


「上手いねえ。商品ださせるの。その気になっちゃうね」
夏休み、給食事業はお休みでも生産者さんは出荷以外にも格闘中ですね
呼ばれればどこまでも
「ちょっと、来てほしいだけど」
と朝早くからの出荷を終えた生産者さん。
「どうしたんですか」 「(出荷可能か)見てもらいたいと思って」
「はい。今日は何時頃に行けば良いですか」
「辰野から戻ってくるの11時かな」
「じゃ、11時30分にね」
「もっと前でもいいよ、10時30分」

毎回そうやって声をかけていただく。
給食に出荷し始めて2年目。もうとっくに80歳は超えているが、もっと若く見える。
農家の生産者さんの中でもかなりご高齢のグループに属するのだが、出荷には大変意欲的な人である。
なかなかの営業マンで、直売所のみならず色々なところに売り歩く。
ほうれん草や小松菜は、こんなに雨が降った後気温が上がるとぐっと伸びる。
毎日一定量の注文があるわけではないので、もうちょっと畑においておこうと思いそのままにすると、びっくりするほど大きくなる。
虫もつく。
それでも次から次と種をまく、その気持ちの前向きさはすごいことだな!と思ってしまう。
「運転気を付けてね、慌てなくていいでね」
と声はかけるものの、商品が良くない時は厳しいことも言わなきゃならない。

しばらくすると
「ちょっと、来てほしいだけど」
「はいはい、この後は家にいますか」

となるのです。
3月2日の記事
「❀春からはなに作ればいいや?」
と問いかけられ
沢山


と即答
「一人でそんなにできるかや」
とつぶやくご主人に
今まで作ってきたものは、何でも受け入れOKですよ

例えば、早目出荷の人参などはどうですか?
と投げかけてみる
この生産者さんが早目に人参を出荷できる力を持っていることを知ってのお願いである
「あれせ、母ちゃんの誕生日に蒔いたと思うだよ」
会話の空間がゆっくり動くような気がした

それじゃ、奥さんを偲びながら今年もお願いできませんか?
昨年、専業農家の傍ら、給食頑張るからさあ、
と色々工夫して、ほかの方と重ならないように出荷を計画して沢山の種巻をして下さった奥様亡き後、
その野菜は ご主人が引き続いて給食に沢山出荷してくださった。
今年は、一人でどこまでできるか思案中のようである。
せっかく作り上げてきた生産技術と、
コツコツ荷造りしていただける「まめ」な気質と信頼
これも何かのご縁である
ぜひぜひ、このまま作り続けていただきたいと願うのである
2月24日の記事
「今年は、大根少し取っておくから使ってほしいんだけど」
「どのくらいあるんですか」
「どのくらいって言われても、さあ。逆にどの位使ってくますか?」
昨年暮れの給食事務所に訪ねていらっしゃった方とのやり取りである。
えんじ色のコートがよくお似合いで”素敵ですね”と声をかけさせていただくと
「娘がね、買ってくれたのよ。出荷していく時に着たらいいんじゃないかって」
と笑顔を見せていただいた。
何気ない会話の中から、チラリとこぼれる昔話。
「若い頃は、夜なべしてレタスの箱の釘を打ったんです。眠くてねえ、まっすぐ打てないですよ。箱がないと次の日困るからどうしても作らなきゃいけないしねえ」
釘?。
レタスの出荷を始めたころは、段ボールではなく木製の箱に入れたのだそうです。
前日に組み立てて、翌朝収穫して木箱に収め、自転車に箱をくくり付けて駅へ持っていく。
列車にレタスをのせ出荷し、届いた書類で価格を確認する。
「あのころは、マルチじゃなくて直植えだったです。そのうちに出荷する仲間が増えて、みんなで車買ったんです。」
協同でレタスの出荷が出来るようになって、その頃レタスを取り扱っていた洗馬に出荷できるようになってと、発展していったようすがわかります。
「私も、41歳の時に免許を取ったんです」
「いろいろとやったんですよ。牛もやったし、おじいさん(ご主人)が会議であちこちいかなきゃいけない時は、車の運転が必要だったから。夜中まで動いてた。子供も使ってね、箱(出荷用の段ボール)を組み立てると手間賃(アルバイト料)だして。きれいに高く積み上げてくれてねえ
」
ええっ!!すごいバイタリティですね。
その時は大変だったかもしれないけれど、その免許があるから、今おこずかい稼ぎの出荷ができるんですね。
「うふふっ、そうですねえ。」
会話の中で、何度か椅子に座ることを進めてみたが
「すぐに行かなきゃいけないです」と言いつつ会話は弾む。
その後、大根は年末まで出荷日ていただく。
ご苦労様でした。
「どのくらいあるんですか」
「どのくらいって言われても、さあ。逆にどの位使ってくますか?」
昨年暮れの給食事務所に訪ねていらっしゃった方とのやり取りである。
えんじ色のコートがよくお似合いで”素敵ですね”と声をかけさせていただくと
「娘がね、買ってくれたのよ。出荷していく時に着たらいいんじゃないかって」
と笑顔を見せていただいた。

何気ない会話の中から、チラリとこぼれる昔話。
「若い頃は、夜なべしてレタスの箱の釘を打ったんです。眠くてねえ、まっすぐ打てないですよ。箱がないと次の日困るからどうしても作らなきゃいけないしねえ」
釘?。
レタスの出荷を始めたころは、段ボールではなく木製の箱に入れたのだそうです。
前日に組み立てて、翌朝収穫して木箱に収め、自転車に箱をくくり付けて駅へ持っていく。
列車にレタスをのせ出荷し、届いた書類で価格を確認する。
「あのころは、マルチじゃなくて直植えだったです。そのうちに出荷する仲間が増えて、みんなで車買ったんです。」
協同でレタスの出荷が出来るようになって、その頃レタスを取り扱っていた洗馬に出荷できるようになってと、発展していったようすがわかります。
「私も、41歳の時に免許を取ったんです」
「いろいろとやったんですよ。牛もやったし、おじいさん(ご主人)が会議であちこちいかなきゃいけない時は、車の運転が必要だったから。夜中まで動いてた。子供も使ってね、箱(出荷用の段ボール)を組み立てると手間賃(アルバイト料)だして。きれいに高く積み上げてくれてねえ


その時は大変だったかもしれないけれど、その免許があるから、今おこずかい稼ぎの出荷ができるんですね。
「うふふっ、そうですねえ。」
会話の中で、何度か椅子に座ることを進めてみたが
「すぐに行かなきゃいけないです」と言いつつ会話は弾む。
その後、大根は年末まで出荷日ていただく。
ご苦労様でした。
朝の一コマ
『先生、うちの大根使ってくれないかしら。美味しいの、柔らかくて煮てもいいしね。』

と、いつもの直売所にて声をかけられる。幾度か、私は先生ではなく、コーディネーターで・・と説明してみたが、最近は呼ばれるままに返事している。

この秋、はじめてお目にかかる奥様だ。
私以外にも、朝早くから出荷する方と一通り話して、本当に嬉しそうに帰っていく
『おじいさんと結婚して56年、専業農家だったのよ。携帯も、Faxも使えない私が、直売所の(値札シールを発行する)機械を使えるようになって本当にうれしい。✨私も機械がつかえるなんてパーッと人生が開けたわねえ。』✨
毎朝自分のことを話してくれるのだが、時折、人参や大根、白菜、レタスなどの生産情報が織り込まれてくる。「直売所に出勤」の様子や「野菜の顔」も良く、会話の中のご主人の野菜に対するコメントを掘り下げて聞いてみたくなる。発注の手順も理解してくれそうな手ごたえがある。

『孫のためにご飯作って、“おばあさん、ごちそうさま”って手を合わせてくれると本当に幸せ。


「それじゃ、給食に人参と大根出荷していただけませんか

毎朝顔を合わせると、『次はいつですか?』と楽しみにしてくれる。
今は商品が豊富にある時期。出番が少なくて申し訳ないのですが、長いお付き合い、慌てず行きましょう。この先を期待するのである。
